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病と闘うふたりの自由帳

心臓移植待機中の円融と精神疾患持ちで透析患者のいそが闘病生活を送りながら気ままに発信していきます。

透析イヤイヤ期、そして悪意あるコメントをする方に思うこと by いそ

透析 闘病 いその記事

こんにちは。

わたしは透析歴がもう20年以上になるのですが、いまだに透析を受け入れることができず、日々葛藤しています。


「透析がいや。」と言うと、「透析の何がいやなん?」と訊かれるのですが、何がいやかって透析に関するすべてがいやとしか答えられません。


穿刺(太い針を二本指す)もいやだし、長い拘束時間もいやだし、その間ヒジは曲げられないから苦痛だし、途中で血圧がどーんと低下するのもしんどいし、終わったあと何も出来ないほどの全身倦怠感に襲われるのもしんどいし、たまに止血に失敗して血まみれになるのも鬱陶しいし、透析室スタッフにイライラすることもしょっちゅうあるし、穿刺ミスがどうしても許せない時があるし、ささいなことからすべて挙げたらきりがないです。


こういうことを言うと、「生きるか死ぬかでもっと辛い思いをしてる人がたくさんいる。」とか、「透析さえすれば普通の生活が送れるんだから。」とか言われたりするんですけど、他人と比較して自分のつらさが軽減されたらそんなラクなことはないし、わたしも透析なしで普通の生活したいよと思う。


朝、病棟で「透析に行きたくない。」と泣いたとき、なぜ透析をしなければならないのかについて医学的に説明し始めた看護師さんがいて呆れたし、患者の気持ちなんてこれっぽっちもわかってないと思いました。


透析室で、不安と恐怖から穿刺を拒否したら、「水分引いた方がラクやから針刺ししよっか。」と言われ、その言葉のあまりの薄っぺらい感じに嫌悪感を抱いて、余計に体が強ばったこともあります。


なんで大半のひとって、「透析をするのが当たり前」という考えなんだろうと不思議でしかたないです。
わたしは当たり前のことを当たり前にやっているんじゃなくて、生きるためにその道しかないからしかたなく、いろんなことを諦めながら時に逃げ道を必死で探しながら歯を食いしばってやっているのに、こういう苦しみって誰にも伝わらないんだよなぁ。


病気と闘うのが当たり前?
病気を受け入れるのが当たり前?
なぜ当たり前なんでしょうか。


たまに透析中に頭がパンクして自己抜針することがあり、抜針を防ぐためにもそういう精神状態のときは、号泣したりイライラが激しい段階でセレネースを筋注して、体もベッドに拘束して、透析を乗り切ることがあります。


先日もセレネースを打って乗り切ったのですが、薬の影響で一日なにもできず、ひたすら眠り続けていました。


透析歴が20年を超えていても、いつもその場しのぎでやっているこんなダメな患者もいます。
みんながみんな、心理学の授業で習う例の受容過程のように、うまく病気を受容するわけではないと思っています。


以前、ある看護師さんに「ずっと病気を拒絶したままでも、それはそれでいいと思うで。」と言われました。
もちろん、透析から逃げていいという意味で言ったのではないのですが、なんとなく気持ちがラクになったのを覚えています。


大体の人は「気持ちの上で拒絶する」ことすら許してくれません。
なんかあったらすぐ「生きるために必要」だと口を揃えて言う。
それしか言うことないんかい、と思う。


病気だから、透析をしているから、犠牲をたくさん払ってきました。
誰かがごく普通にいとも簡単に手に入れているように見える幸せは、わたしにとっては手に入れたくても手に入れるのが不可能な幸せで、自分が幸せだと思える人生を歩んでいない状況で、「生きるために透析が必要」と言われても気合いが入るわけはないのです。


これを読んで、すべては自分の気持ち次第だと言う人はとても強い人です。
それか本当の苦労を知らないだけの人です。


透析イヤイヤ期の今、心に溜めておけなくて思うことをダラダラ書いてみました。
ここに書いたことはあくまでわたしのある一面だけを切り取ったものであり、考えの一端でしかありません。
これですべてを判断するのはやめてもらいたいし、メンタルが弱いのに辛辣なコメントをもらうのはもうごめんです。
ブログをやる覚悟がないと言われるかもしれませんが、匿名のコメント欄で無責任に放たれる悪意に満ちた言葉を、また野良犬に噛まれたな程度で流せるほどわたしは強くないです。


誰にでもたくさんの「知らない」「わからない」世界がある。
リアルでもネットでもそれは同じです。
わたしはブログで自分の現実世界のごくごく一部を発信しているけれど、想像力のない人や思いやりのない人にときどきキツい言葉のパンチをもらいます。
病気で弱ってる人間をぶん殴って気持ちよくなってる人の心理はわたしには理解できないです。
せめて透析のこと、精神を病むということ、ハンディキャップを抱えて生きるということ、これらについて最低限の理解を深めた上でそれでもわたしを殴りたくなったらコメント欄に来てください。
記事が流れてからなぜか時差でコメントしてくる匿名のみなさん。よろしくお願いします。


話が逸れました。
今日は週半ばの透析です。
一番気分が乗らないのが水曜日なのです。
できることなら前向きに透析を受けたいとわたしだって思ってるんです。
そのほうが自分がずっとずっとラクですからね。
でもわたしは死ぬまで葛藤し続ける気がしています。諦めて闘うしかないです。