病と闘うふたりの自由帳

病と闘うカップルが自由気ままに発信するブログ

最後の透析 by いそ

 

こんにちは。

 
わたしが透析を受けている病院には一般の透析室とは別に精神科の透析室があります。
わたしはずっと精神科の透析室で透析を受けています。
 
 
その精神科の透析室で何年も一緒に透析を受けている高齢の患者さんが、先日最後の透析を迎えました。
 
 
とにかく騒がしい患者さんで、病棟から透析室に連れて来られるとき、嫌がる叫び声が外から聞こえてくるくらいすごくて、穿刺が終わるまではとにかく叫ぶ暴れる、そんなおばあちゃんです。
 
 
でもスタッフの皆さんからはとっても愛されています。
わたしもなんだか憎めないおばあちゃんだなあと思っていて、ごくたまに「ミカンの花が咲いている~♪」と歌い出すことがあるのですが、そんな日は、機嫌よく透析を受けられているなあとこちらがうれしくなります。
 
 
一度透析室以外で見かけたとき、旦那さんらしき高齢の男性に車椅子を押してもらっていたんですが、本当に穏やかで可愛らしい笑顔だったので、おばあちゃんは本来こういう人なんだなあと思いました。
 
 
そんなおばあちゃん、亡くなったわけでもなく
、いつも通りわめいて暴れてやかましくしていた金曜日の透析が最後の透析でした。
 
 
詳しい事情まではわかりません。
わたしはヘルパーさんから最後の透析だということ聞きました。
透析の継続がかなり困難な状況にあることは、聞こえてくる会話などからなんとなく察していましたが、まさか透析終了とは。
 
 
決断されたご家族の方の思い、主治医の先生を含めたスタッフのみなさんの思い、いろいろと考えてしまい涙が出ます。
 
 
わたしは透析がいやでたまらないけど、いざ最後の透析を迎えるとなったらどんな気持ちになるだろう。
おばあちゃんはたぶん何もわかってないだろうから、いやな透析がなくなるのはただうれしいのかな。
透析をやめる、すなわち死ぬという現実を受け止めなくてもいいなら、それは幸せなことなのかな。
 
 
わたしはなぜだか今回のことにとてもショックを受けていて、あのおばあちゃんの訃報を聞くのが怖いです。
透析をやめて死んでしまうなんて、嘘であって欲しいとさえ思うんです。
 
 
 
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