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病と闘うふたりの自由帳

心臓移植待機中の円融と精神疾患持ちで透析患者のいそが闘病生活を送りながら気ままに発信していきます。

故郷の秋祭りと母の思い by いそ

雑記・雑感 いその記事

こんにちは。

故郷のお祭りの時期になり、母から『今年も帰って来られないのかな?』とメールが届きました。


少し困惑しつつ『入院しているので無理です』と返信しました。
母から『そうだね(^_^;) 写真を送るね〜』と返ってきて、それ以上やり取りはしませんでした。



わたしが生まれ育った町は、今は市町村合併で大きな市になっていますが、小さな地域の割に秋祭りが盛大に行われるところで、大人も子どもも祭りとなるとものすごく浮き足立ちます。


地元を離れ、関西での暮らしのほうが長くなりつつあるわたしですが、お祭りの日には魂が地元にあるような、そんな気がするくらいです。



子どもの頃は、だんじりが鐘や太鼓をかき鳴らしながら学校まで迎えに来てくれるのが楽しかったし、お祭りの非日常的な感じは格別でした。
文化を継承していくことにも特別な思いがあって、友達と集まれば「最近の祭りは…、」とそれぞれの思いを語ったり変わりゆく祭り文化を嘆いたりしたものです。



わたしが最後にお祭りに参加したのがいつだったか、もう思い出せません。
帰省自体、もう何年もしていません。


お祭りの時期になると必ず、盆正月には何も言わない母から、帰省しないのかと件のようなメールが来ます。


故郷のお祭りは大好きです。
でも帰ろうとは思いません。


今年もまた母からピンぼけのだんじりの写真が届くと思います。
『出店の栗まんじゅうの列が凄かった』とメールに書いてあると思います。


だけどわたしはそこにある母の思いをあえて考えようとはしないし、それに応えようとはしません。


今年もきっとだんじりの鐘や太鼓の音が遠くから聞こえてくるような錯覚を覚え、幼い頃のキラキラしたお祭りの思い出とともに母を思い出して心が疼くのだろうと思います。